神社仏閣などの屋根に見られる銅屋根(銅板屋根)は、独特の色調変化を持つ美しい屋根です。
銅屋根は銅板を屋根に葺くもので、通常は板金職人が銅板を葺き方に合わせて加工し、細心の注意を払い施工するものです。(銅板は曲がりやすく、傷もつきやすい鋼材です。)他の屋根材を使用した工事よりも、手間も技術も必要とされる銅屋根ですが、施工する職人としては腕の見せ所でもあります。(当社は板金業を経て、現在の外装リフォーム会社になりました。)銅屋根は葺いたときは美しく光っていますが、時と共にその色合いを変えていきます。最終的には緑青色と呼ばれる美しい色になります。この銅板独特の色である緑青色は、日本の伝統的な屋根には欠かせない外観美を演出します。
銅屋根(銅板屋根)の色調経年変化は、通常以下の様な経過を経ます。

光沢 → 赤橙色 → 褐色 → 暗褐色 → 黒褐色 → 緑青色

通常は上記のように変化していく銅屋根ですが、時々、黒色や紫色に変色することがあります。このような緑青の生成を阻害する原因として考えられているのが酸性雨です。また近頃、黒色・紫色・黄色又は斑点状に変色することが、時折見られます。これらの原因は、大気中の汚染物質が銅板の表面に作用する事にあります。このような状態は、場所、気象条件等によって必ずしも一様ではありません。腰葺きにおいて、雨水が集中する瓦落ち部の銅板は黄色変色が顕著に現れます。これらも、原因の一つとして酸性雨の影響も大きいと考えられます。

私たちの住まいを取り巻く環境の変化が、銅屋根独特の美しい緑青の生成を妨げてしまう事もあるのです。
銅屋根の主材料である銅板は、変色しやすい鋼板です。細心の注意を払いながら施工していても、ちょっとした事で変色してしまう事があります。工事終了後であっても、施工した銅屋根、銅雨樋の付近での焚き火は厳禁です。ビニール、ゴム等の煙で一瞬の間に変色してしまう事も有ります。

この様に銅屋根の表面が異なった変色をしたり、一部だけが他の部分と異なった色に変わってもこれは銅板の表面だけの問題で、銅板の内部まで侵されているという事ではありません。ましてや銅板の材質が異なるとか、祖悪品を使っているという事は決してありません。一時的にこの様な変色が発生しますが、年月の経過とともに通常の色調変化に回復してきます。

年月を経ることによって、美しい外観を得ることが出来る素晴らしい屋根材が銅板なのです。


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屋根は家を強い日差しや雨から守る重要な部分です。屋根について詳しく知れば、より良い屋根リフォーム工事プランをたてられます。

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外壁のリフォームをお考えになるときは、お住まいの外壁の状態や、建物自体の老朽化などを考慮に入れてより良いリ外壁フォーム工事を計画しなければなりません。

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板金の歴史

板金の歴史は櫛やかんざしの飾りや小判から始まります。

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