スーパーガルテクト商品説明
金属製外装材トップメーカーであるアイジー工業株式会社のスーパーガルテクトは、スレート瓦のような見た目ですが、実はガルバリウム鋼板という金属屋根材です。金属屋根材に断熱材を合わせた商品です。軽量であり、断熱性と耐久性にも優れた金属屋根です。
スーパーガルテクトのメリット
スーパーガルテクトは非常に軽量で、耐久性に優れた屋根材で、幅広い屋根に使用することができます。
1㎡あたり5㎏で超軽量で建物にも負担が少なく軽減出来ます。例えば、スレート屋根の場合1㎡あたり19㎏で、瓦にいたっては、1㎡あたり50㎏の重量と言われています。
スレート屋根や瓦屋根は、地震や衝撃に対して割れや、ひび割れの心配がありますが、スーパーガルテクトは、軽量金属屋根の為地震時の割れの心配はありません。とても軽量なので、カバー工法にも適しています。
カバー工法とは、既存の屋根を剥がさず、上からの新しい屋根材を覆うように設置する工事方法です。古い既存の屋根材を解体、撤去、処分の費用がかからない為、屋根材を全て撤去する(葺き替え工事)よりも工事費用を抑える事が出来ます。
スーパーガルテクトは、断熱性、遮熱性、遮音性がとても高く、屋根材として優れた素材です。断熱材は、ポリイソシアヌレートフォームを採用している為、高い断熱効果が期待できます。
ポリイソシアヌレートフォームとは、熱に強く燃えにくい素材で従来のウレタンフォームを、進化させた断熱材です。
屋根材表面には、遮熱性の高い、赤外線を反射させることができる遮熱塗装が採用しているため、日射による鋼板の温度上昇を抑える事により、屋根内部の熱を防ぐことで、室内の温度を軽減出来ます。遮音性に対しても、断熱材が屋根材の裏に隅から隅までぎっしりと貼られている為、雨の音も軽減しています。
施工前既存屋根状況
施工前のスレート屋根が劣化、ひび割れなどがあり、表面の塗装もスレート屋根の下地が見えるほどになっています。
1.足場工事
足場工事は、作業員の落下防止はもちろんのこと、近隣へのごみや落下物の防止になる為、必要不可欠な工事です。
軒先の危険性が高い作業も足場があればより丁寧な仕事ができます。
2.棟板金の撤去
既存の屋根棟板金を撤去します。棟板金の下地はヌキ板と呼ばれる材木が取り付けてあります、そのヌキ板も撤去します。ヌキ板も10年以上すると劣化始まり棟板金を止めている釘が緩んでしまい台風などの強風が吹くと棟板金が飛ばされてしまう事があります。
3.防水シート工事(ルーフィング工事)
ルーフィング工事は屋根からの雨漏りを防ぐ重要な工事です。戸建住宅用の防水シートは20種類以上あります。
低価格な物から高価格な物まで種類はさまざまです。防水シートを選ぶ際には弊社では、屋根の種類や傾斜角度、予算などお客様の住宅に適合した商品をオススメ致しております。
4.軒先、ケラバの取付
屋根の周りに板金部材を取り付けます。一番低い位置にある軒先に軒先唐草(軒先水切り)を取り付けます。
屋根のコーナーにはケラバと呼ばれる板金部材を取り付けます。この板金部材の事を建築用語で役物と呼ぶ事もあります。この板金部材は屋根本体の雨漏りを防止する重要な部分です。
5.屋根本体工事
スーパーガルテクトは横葺き、かんごう式、SGL鋼板屋根です。鋼板の裏側には断熱材が貼られてあり、住宅への断熱効果が高まります。スーパーガルテクトを留めるのは、釘もしくはビスを使用します。
6.棟板金取り付け
屋根本体を張り終えたら、棟板金の下地を取り付けます。今回使用したのは腐りにくい防腐剤が注入されているヌキ板です。他にも半永久的に腐らないプラスチック製のヌキ板 など、予算に応じて対応しています。そして仕上げに棟板金の取付です。棟板金の重ねには雨水が入らないようにコーキングを入れて取り付けます。取り付けにはステンレス製の釘、ビスを使用します。ステンレスは錆にくい為、長持ちします。
7.換気棟取り付け
屋根工事を行う際には、換気棟の取付をオススメします。換気棟は屋根裏にこもった熱や湿気などを自然放出してくれる部材です。屋根の耐久性やエアコンの効きが高まります。換気棟が無い場合でも新設する事も出来ます。
8.スーパーガルテクト施工完了
スーパーガルテクトでカバー工法しました。新規に雪止めも設置しましたので、雪で雨樋や近隣への心配ありません。