屋根リフォーム工事の中で、最も一般的なものが軽量金属屋根工事です。
軽量金属屋根はバリエーションも豊富で、施工後は今までのイメージが一新します。
1. 古屋根材撤去
古屋根材撤去を撤去します。
撤去時、施工時には確認できなかった屋根下地(野地板及び屋根垂木)の劣化等を調査します。調査結果により、追加工事で屋根下地の補修工事が必要になる場合があります。
屋根下地の劣化・破損等が発見された場合、お客様の現場立会のもとに対策を説明致します。
2. 屋根下地工事
屋根の補強と屋根材が屋根に綺麗になじむために必要な工事です。屋根下地が傷んでいると屋根材の取り付けが不安定になりやすく、雨漏りにつながります。
屋根下地とは屋根の基礎となる重要な部分です。
3. ルーフィング工事
外部から雨水が侵入するのを防ぐために、ルーフィングを屋根下地の上に張ります。
ルーフィングとはアスファルトを原料にした防水シートです。
ルーフィングを張らなければ、屋根下地が雨水により腐食してしまいます。
4. 本谷工事
屋根の二つの傾斜面の流れの合う部分を谷といいます。この谷の部分の納まりには、谷の形状に合わせて金属鋼板を加工した「本谷」と言われるものを施工します。谷部分は屋根の部位の中でも、雨水が集まる部分です。当社では本谷部分施工時に雨漏りが発生しないように最新の中心を払っています。
屋根によっては谷のない屋根形状もあります。その場合にはもちろん本谷工事は有りません。
5. 屋根本体工事
金属屋根の中でも長尺金属屋根材による屋根のリフォームは、施工が短期間で済みます(左写真:長尺金属屋根)。
この屋根材は非常に軽く日本瓦の1/8~1/10の重量で、住まいの基本構造部分の重量負担を軽減します。屋根の重量を軽くすることは、地震に強い家に変えることになります。
弊社がお奨めする長尺金属屋根材には、断熱材(ポリエチレンフォーム)が裏打ちされており、断熱性・遮音性・強度に優れています。
6. 水返し工事
水返し工事をしないと棟木が腐り、雨漏りの原因になります。水返しは左写真のように金属鋼板を加工して、棟に雨水が浸入しないようにしたものです。水返しは加工する職人(板金職人)の経験や知識が必要とされるものです。
左写真の水返しは当社独自の研究により考えられたものです。
7. コーキング工事
役物を取り付けた後、もう一度接合部分や切り込み部分隙間にコーキング材を注入します。これにより雨水の浸入を防ぎます。
役物(やくもの)とは、特別な部分に使用する特殊な形の部材のこと。
8. 工事完了・お引き渡し
施工中についた外壁の汚れ、細かい傷を直しながら、施工後の点検を行います。清掃後に工事完了、お引き渡しになります。
屋根によっては谷のない屋根形状もあります。その場合にはもちろん本谷工事は有りません。
屋根についての
豆知識
屋根は家を強い日差しや雨から守る重要な部分です。屋根について詳しく知れば、より良い屋根リフォーム工事プランをたてられます。
■ 屋根の各部位について
■ 屋根の形状について
■ 屋根材 粘土瓦について
■ 屋根材 スレートについて
■ 屋根材 金属系屋根材について
■ 金属系屋根について
■ 銅屋根(銅板屋根)について
外壁についての
豆知識
外壁のリフォームをお考えになるときは、お住まいの外壁の状態や、建物自体の老朽化などを考慮に入れてより良いリ外壁フォーム工事を計画しなければなりません。
■ 外壁についての豆知識
板金の歴史
板金の歴史は櫛やかんざしの飾りや小判から始まります。
■ 板金の歴史