役物って何?
建築業界での「役物」とは、主に屋根本体と屋根部材に分かれています。屋根工事の時に使う屋根材の部品(部材)で屋根の軒先に取り付ける唐草(水切り)、屋根のコーナーに取り付ける(ケラバ)、屋根の一番高い所に取り付ける(棟)、などの部材の事を全部含めて役物といいます。
例えば、神社仏閣などで見かける事の多い鬼瓦なども役物の一つです。鬼瓦には、家紋入りや文字が刻まれていたり、色々な形があります。沖縄県の家々の屋根に置かれているシーサーも、役物の一つです。
瓦屋根だけでなく、金属屋根やスレート屋根も一緒です。レンガやタイル、ブロックなどでは、隅に使われる物なども役物と呼ばれます。特定の場所に用いられる特殊な形、異形の物を役物と呼びます。屋根工事には欠かせない部材で工事をする会社によって、使う役物が違ったりすることもあります。
屋根材を葺いただけでは屋根は完成しません。屋根を屋根として機能させ、見た目も整えて、納める役割を持つ部材が役物なのです。弊社は独自の役物をオリジナル加工して、より良い見た目や長持ちする屋根の事を考え、経験をもとに、日々研究をしています。